ワイパックス®︎とデパス®︎どちらが強い

旭川市東光の心療内科

あおぞらクリニックの菊地です。

向精神薬の使用量が飛び抜けて少ない心療内科医です。

以前、短い作用時間の方を切れ味が鋭いので強いと考えることもできるし、

長い作用時間の方がずっと効いているので強いと考えることもできると書いたことがあります。

個人的にはいまもその通りだと思うので、視点によってワイパックス®︎が強いか、デパス®︎が強いかは意見が分かれると言いたいところです。

しかし、現実にはデパス®︎の方が強いと一般には認識されているのではと思えるデータがあります。

それは、デパス®︎の処方量がダントツに他の安定剤を凌駕しているという事実です。

安定剤は抵抗性と言って、次第に効かなくなる場合があります。全員ではなく一部の患者さんに起こることですが、ある安定剤が効かなくなると、医者もバカではないのでより強い安定剤に替えてみたりします。

その結果、強い方強い方にと、患者さんがどんどん集まってしまいます。

デパス®︎に患者さんが集中している現実を知れば、少なくとも治療者が

デパス®︎を最も強い安定剤だと認識しているのではないかと思えるということです。

ワイパックス®︎が効かなくなったらデパス®︎を試してみるということが、逆よりも確率的に多く起きている結果、デパス®︎のシェアが飛び抜けて多いという現実を生み出しているのでしょう。

治療者の感覚としては、ワイパックス®︎よりもデパス®︎の方が強いと感じていることを、処方量の大きな差が物語っていると言えるでしょう。

あおぞらクリニック

旭川市東光9条6丁目1−13
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電話
0166-33-8600 (平日9:30~12:30)

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