睡眠薬を処方してもらうには
旭川市東光の心療内科
あおぞらクリニックの菊地です。
向精神薬の使用量が飛び抜けて少ない心療内科医です。
今日のお題は、
睡眠薬を処方してもらうにはどうすればよいか?
です。
ChatGPTによると
睡眠薬を処方してもらうには、まず医師に相談して、睡眠の問題や症状を詳しく説明しましょう。医師は適切な治療法を提案してくれます。
以前マイスリー®を処方するようにと、執拗にねばる患者さんがいました。
しかし、これくださいあれくださいと言われて出せるものでもありません。
それは、
睡眠薬が向精神薬だから特に慎重に処方しなければならないからという理由でもありません。
保険診療の場合、我々保険医は療養担当規則を遵守する必要があり、
まっとうな医学的判断に基づいて処方しなければなりませんので、
患者さんがマイスリー®をくれと言っても、
おいそれと処方することなどできないのです。
療養担当規則があるためです。
ちゃんと症状を聞いて、判断しないと出せないのです。
ですから、睡眠薬を処方してもらうには、
眠れないことを、医者にちゃんと伝える。
さらに言えば、睡眠の状況、パターンが、どのようなものであるか正確に伝えること。
このことによって、それぞれの患者さんにふさわしい薬が処方されることになります。
患者さん側の銘柄指定は好ましくありません。
療養担当規則を守らなければならない立場にある保険医を困惑させ、
信頼関係が危うくなります。
あくまでも保険診療の場合、
医者の側には、
自らの判断に基づいて処方するということが求められますが、
その際に、
患者さんのニーズになるべく寄り添うような処方をするというバランス感覚も求めらます。
療養担当規則を保険医は軽視できません。
違反すると最悪保険医の取り消しまであるので、
患者さんの言いなりになるわけにはいかないけれども、
ただ、まったく無視するわけにも、これまたいかないでしょう。
たとえば、睡眠薬ではない薬がベストだと思っても、
患者さんが睡眠薬を希望する場合、
ベストではなくてもベターでしょうから、
睡眠薬の中で最良とその医者が思うものを処方するのは、
普通に行われていることでしょう。
これならば処罰の対象にもならないし、
患者さんのニーズともバランスがとれていて大変よろしいと、
個人的には思います。
ちなみに当院は不眠症・睡眠障害の治療を得意としており、
睡眠の状態にあわせて、
睡眠薬の処方だけではなく、
薬以外にぐっすり快適に眠れるような方法についても、
さまざまアドバイスさせていただいておりますので、
どうぞお気軽にご相談ください。
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