腰痛にデパス®︎

旭川市東光の心療内科

あおぞらクリニックの菊地です。

向精神薬の使用量が飛び抜けて少ない心療内科医です。

今回のお題は、

デパス®︎を腰痛とかに使うことについて

です。

いまから20年と、さらにちょっと前のこと。

日経メディカルという雑誌でデパス®︎が腰痛にも適応を拡げたという記事を目にした時には、

へー、凄いなあ。腰痛とメンタルと関係があるのかな?などと、呑気に読んでいたものです。

実際、腰痛とメンタルは関係があるようなのですが、ここでは割愛。

呑気に構えていたのも束の間。

数年後には腰痛を機にデパス®︎を処方され、オーバードーズをするようになった方が減薬の目的で当院を受診するも、離脱症状に苦しむなどという事例が発生。

自分がこの件に関わることになるとは。

かと思えば、それからさらに5年以上経た頃、耳鼻咽喉科の処方でデパス®︎を目にするに至っては、開いた口が塞がらない思いでした。

耳鼻咽喉科疾患の、何に対してデパスが処方されていたかと言えば、どうやらめまいと耳鳴りに対してとのことで、びっくり仰天でした。

幸いその方は、デパス®︎のせいで当時は何も困ったことにはなっていませんでしたが、その後どうなったかは不明です。

現在さらに整形外科領域において適応を拡げて、腰痛症、頚椎症、筋収縮性頭痛にデパス®︎は使われているようですが、依存を生じたり、離脱症状が出たり、オーバードーズするようになったら整形外科の先生方では手に負えないのでは?

耳鼻咽喉科の先生も、デパス®︎なんか処方して大丈夫なのでしょうか?

度胸があるねぇ。

あおぞらクリニック

旭川市東光9条6丁目1−13
東光9条5丁目バス停(あさでん)目の前
東光眼科となり
駐車場完備
東神楽東川美瑛深川からのアクセス良好】

電話
0166-33-8600 (平日9:30~12:30)

コメント

  • 適応機能障害

    追記
    タイトル 適応機能障害
    55歳、タンカー船員コメントさせていただいたものです!

    8/1に地元(長崎 離島)県立病院に
    受診し三回目の受診で抗うつ薬ミルタザピン(15mg)処方され一週間 服用しました!4回目目の受診で、1錠追加され、2錠になり、このまま服用していいのかなやんでます!薬物治療だけでは寛解、完治しにくいと聞いて、入院も視野に入れてセカンドオピニオンも考えてます!不眠症状もあります!
    先生ならどういう、治療しますか?
    その他
    頓服(ロラゼパム0.5mg)
    (ゾルピデム10mg)
    服用中です!
    ロラゼパムは2/1から4/1にカットして減薬に挑戦してます!


  • Re: 適応機能障害

    >>1
    すみません。
    これだけでは情報が少なすぎますので判断できませんし、
    そもそも診察していないので判断する予定もありません。
    加えてこの記事にはちょっとそぐわない内容ですので後日削除させていただくことになるかと思います。
    ここは腰痛にエチゾラムを処方されることについての話題についてなら受け付けます。
    コメントの内容を返答しやすいものに変えてふさわしい記事のところに投稿していただければ幸いです。
    よろしくお願いします。



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