うつ病の栄養学

旭川市東光の心療内科

あおぞらクリニックの菊地です。

向精神薬の使用量が飛び抜けて少ない心療内科医です。

昨日の記事では

セロトニンと

副交感神経の深い関係について書きましたが、

今回も引き続き、

セロトニンに関係する話題です。

トリプトファンという必須アミノ酸を原料とする

セロトニンは、

ちゃんと食事を摂らないと不足します。

セロトニンの不足が

うつ病を引き起こすのではないかというのは、

半世紀前から言われていますし、

セロトニンがなくては、

副交感神経が働かないというのも、昨日書いたとおりです。

神経伝達物質としてとても重要な

セロトニンを体の中で作るためには、どのような食事をするべきなのでしょうか?

これは、

うつ病の栄養学でもあり、

自律神経失調症の栄養学でもあります。

糖質の摂りすぎは、

うつ病も

自律神経失調症も悪化させますので、

糖質を摂りすぎないように、セロトニンを生合成するために必要な栄養を摂るというのが、

うつ病の栄養学であり、

自律神経失調症の栄養学です。

私たちの体内ではビタミンB6の力を借りて

トリプトファンが

セロトニンに変わります。

数日前に記事にしましたが、ビタミンB6は多くの食物に含まれるため、食事さえしていれば足りるのですが、問題は

トリプトファンの摂取です。

これを糖質過多にならないように摂るというのが重要なポイントです。

特におすすめの食品は、

乳製品

タマゴ

豆・ナッツ類

です。

肉や魚介にもトリプトファンは含まれていますが、ホタテの貝柱には含まれていません。

乳製品については、牛乳そのものもいいですし、チーズやヨーグルトもおすすめです。

ヨーグルトに砂糖とかジャムとかは入れないのが理想です。

各種タマゴ料理もいいですね。

あと、ナッツ。好みでいろいろどうぞ。

豆といえば、豆腐や納豆などの加工品もおすすめ。

一説によれば、豆さえ食べていればヒトは生きていけるとか。そのパーフェクトさに驚きますが、流石に豆を食べるだけの人生だと飽きちゃいますよね。

いろいろ楽しみながら心と体を整えましょう。

あおぞらクリニック

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電話
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