あゝ人生に涙あり
旭川市東光の心療内科
あおぞらクリニックの菊地です。
水戸黄門の主題歌ですが、
タイトルはあまり馴染みがなかったりします。
「あゝ人生に涙あり」
泣かない人生は、そりゃあないでしょうね。
でもなぁ。
この歌の歌詞に涙が出ます。
歌詞
人生楽ありゃ苦もあるさ
涙の後には虹も出る
歩いて行くんだしっかりと
自分の道をふみしめて
人生勇気が必要だ
くじけりゃ誰かが先に行く
あとから来たのに追い越され
泣くのがいやならさあ歩け
人生一つの物なのさ
後には戻れぬものなのさ
明日の日の出をいつの日も
目指して行こう顔上げて
人生涙と笑顔あり
そんなに悪くはないもんだ
なんにもしないで生きるより
何かを求めて生きようよ
<ここまで>
2番の歌詞なんですが、
後から来た人に追い越されるのが嫌ならという意味の文脈が捉えられます。
これって、
追い越されたらなんだっていうのでしょう?
各々のペースでいいじゃない。
(1番の歌詞にあるように)自分の道を踏みしめるんじゃなかったの?
追い越されたらダメだと定まっているの?
追い越されたら情けないの?
恥ずかしいの?
こんな風に他と比べると苦しくなるでしょう。
水戸黄門の主題歌ではかつて、重厚なメロディに合わせて、
他人と自分を比較することは当然のことだと言わんばかりに、朗々と歌い上げられていましたが、
他者との比較はやめたらいいです。
さらに酷いことには、
泣くのが嫌ならさあ歩けと言っています。
誰から目線なのでしょう?
発言者の立ち位置によってはパワハラです。
これ、うつ病の人に言ったらどうなりますか?
当時はあまり感じませんでしたが、
今聴くと酷い歌詞ですね。
水戸黄門の最新シリーズでは、
2番を流さず代わりに4番を流したとのこと。
その判断は正しい。
いまを生きる人には厳しすぎます。
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