抗うつ薬を飲みながら仕事

旭川市東光の心療内科

あおぞらクリニックの菊地です。

向精神薬の使用量が飛び抜けて少ない心療内科医です。

今日のお題は、

抗うつ薬を飲みながら仕事をしている方が気をつけるべきことです。

抗うつ薬に限ったことではありませんが、薬物療法には限界があって、症状に波が出るのは当たり前です。

治療者はなるべく症状や状態に波がないようにと努力しますが、完全に安定した状態を作り出すのは結構難しいものです。

少し波があっても、日常生活に支障がないならよしとしたものです。

抗うつ薬を飲みながら働いてる人は大勢います。

そんな方々が注意すべきことについて書いておきます。

急に薬をやめない

抗うつ薬だけではありません。

併用薬ですら、急にやめると問題を引き起こすことがあるので、決して突然薬をやめないでください。

ときには、破滅的な結果を招くことすらあります。

特に注意すべき症状について

イライラしやすくなったり、異常な発汗がある時には特に危険な場合がありますので、すぐに主治医に相談してください。

抗うつ薬が効きすぎている可能性があり、このラインを超えると衝動性が増す心配があります。

具合が悪くなったら

申し上げるまでもなく、具合の悪い時には無理せずに仕事を休み、早めに主治医に相談してください。

抗うつ薬が効きすぎているだけではなく、病自体が悪化していたり、あるいは別な治療薬、別な治療法を検討する必要があるかも知れません。

無理をして働き続けると、症状がさらに悪化して、長期にわたって仕事を休まなければなくなるかもしれません。

早めの休息と受診。心がけてください。

仕事のために生きているのではない

生活していくために稼ぐことは大事ですが、それはしっかりと生きていくためです。

しっかりと生きることは、仕事よりも大事なことです。

仕事はそのための手段でしかありません。

でも手段が目的になってしまっている方は、大勢いらっしゃると感じます。

仕事を一時的に休むことは負けではないのです。

この先もちゃんと生きていくために、休むべき時には仕事を休む。

このことを選択肢のひとつとして考えて欲しいです。

抗うつ薬を飲みながら働く場合、時には休養も必要という柔軟な発想が必要です。

#SSRI飲みながら仕事

あおぞらクリニック

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