旭川市東光の心療内科
あおぞらクリニックの菊地です。
向精神薬の使用量が飛び抜けて少ない心療内科医です。
今日のお題は、
安定剤(抗不安薬)のやめどきについてです。
デパス®とかをやめるタイミングってことですよね?
答えはズバリ元の病が治ったときです!!
ってそれじゃ身もフタもない…。
検索してここにたどり着いた方は、
多分そんなことを知りたくて調べているのではないと思います。
安定剤をやめるべきサインかなにかを知りたいのではないでしょうか?
つまり治ったしるしということにもなるでしょうか。
残念ながらそれは患者さんそれぞれに違うので答えるのは難しいです。
さらに、
抗うつ薬のように異常な発汗があったら大変だ!
やめるか替えろ!!
という感じの緊急性を要することも、
ないと言ってしまっていいと思います。
副作用が出たらやめるか別なお薬に替えるタイミングですが、
これは当たり前のことで、
そういうのを期待してここにたどり着いたのでもないと思います。
まあ折角ですから大事な情報、
安定剤を服用していて盲点になりやすいことについて書いておきましょうね。
安定剤は現状うつ病の治療にも使われているのですが、
効きすぎるとうつ病に似た症状が増えたり、
既存のうつ病の症状が悪化したりすることがあります。
薬のせいでそうなっているのか、
そもそもの病が悪化したのか分かりづらいことがありますので注意が必要です。
薬が効きすぎて眠気が出たり、
意欲が減退したり、
食欲がなくなったり、
嘔気がしたりしている場合には、
安定剤をやめるか別なものに替えなければなりませんので、
主治医に判断してもらってください。
うつ病以外の疾患で安定剤を処方されていて、
うつ病の様な症状が出たなら安定剤のせいだと気づきやすいのですが、
もともとうつ病の方にそのテの副作用が出た場合は、
判断が難しいこともあるかもしれません(主治医の腕の見せどころ)。
しかしね、
安定剤の副作用に気づいたとしても、
デパス®のような薬を飲んでいて減薬してみたら離脱症状出現なんてことになったら、
やめたり替えたりどころではなく、
吐き気がしようが泣く泣く飲み続けなければならないなんてことになるかもしれないので、
まあ一筋縄ではいきませんね(結論)。
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