『Shrink ―精神科医ヨワイ―』を観た
旭川市東光の心療内科(メンタルクリニック)
あおぞらクリニックの菊地です。
向精神薬の使用量が飛び抜けて少ない心療内科医です。
アマプラで観れるようになっていて、
妻と『Shrink ―精神科医ヨワイ―』を観た。
いろいろ質問されながら観たので落ち着かなかった。
もともとはNHKでオンエアされた作品のようなので、
随分いろいろNHKも踏み込んだものだと感心した。
以下ネタバレあり。
治療者が患者さんを依存させてはいけないとか、
他にもいろいろ共感出来るところが多かったけれど、
抗うつ薬については別に悪いとは思ってはいないようだった。
そりゃそうだよね。
標準治療だもんね。
あるクリニックで、
あまりにもあっさり登場人物のひとり(ラーメン屋の店主)をうつ病だと言い切って抗うつ薬を処方する医者が描かれていてドン引き。
そしてこれが現実にもよくあることのように思う。
辛かった。
そして結局は双極症でしたと話は進んで行くのですが(最新の病名が使われていました)、
双極症には抗うつ薬は慎重に使わなければならないし、
個人的には抗うつ薬を使ったから双極症になっちゃったんでは?と思ったけれど、
一般的には単極性うつ病に抗うつ薬を使ったら双極症になるとかは言われていないように思う。
もともと双極症だったんだという訳だ。
物語もそのような感じで抗うつ薬がどうとかはなし。
仕方がないが個人的にはもやもやした。
世間的にはこの作品どうだったのだろうか?
あと、
ドラマだからでしょうが、
随分とのんびり働いていてこの医者が生活できるのか心配になりました。
うちは精神科ではなくて心療内科だけれど、
メンタルクリニックってあんな感じなんだとひとくくりに誤解されると困るとも思いました。
実際過去には、
ドラマにおける心療内科のイメージを実際の診察のときに持ち出して、
暴言を吐いたり暴れた患者さんがいましたので、
ドラマであまり変なイメージを創り上げないで欲しいと思いました。
ああいうのは理想のメンタル医像っていうのでしょうか?
現実にいたらぜひ教えてください。
喜んで紹介するので。
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