抗うつ剤やめるタイミング

旭川市東光の心療内科

あおぞらクリニックの菊地です。

向精神薬の使用量が飛び抜けて少ない心療内科医です。

今日のお題は、

抗うつ剤をやめるタイミングについてです。

答えはズバリ元の病が治ったときです。

そんなの当然でしょう。

ですが、

検索してここにたどり着いた方は、

多分そんなことを知りたくて調べているのではないと思います。

抗うつ剤をやめるべきサインかなにかを知りたいのではないでしょうか?

つまり治ったしるしということにもなるでしょうか。

残念ながらそれは患者さん毎に違うので難しいのですが、

絶対にやめるべきというか、

別な薬に替えるべきタイミングというのだったらはっきりあります。

それは別な記事に書いたことがありますが、

異常な汗をかく場合です。

抗うつ剤を服用中におかしな汗をかくようになったら、

そのままにしておくと危険な場合があります。

悪性症候群とかセロトニン症候群とかが怖いので、

できるだけ早く主治医に相談すべきです。

抗うつ剤をやめるタイミングではなく、

抗うつ剤を替えるタイミングについての解説になってしまっている気もしますが、

今日のお題に対する私の考えは以上です。

現在抗うつ剤を服用中異常に汗をかく方は、

すぐに主治医に相談です。

蛇足かもしれませんが申し上げるまでもなく、

その他の副作用が出た場合も、

やめるか他の薬に替えるタイミングでしょう。

この記事を書いた一番の目的は、

悪性症候群とセロトニン症候群を見逃さないで欲しいということです。

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コメント

  • 抗うつ剤をやめるタイミング

    抗うつ剤をやめるタイミングは非常に重要で、慎重に計画する必要があります。以下の点を考慮して、医師と相談しながら進めることが大切です。

    ### 1. **症状の安定**
    - **症状が十分に改善していること**: 一般的には、少なくとも6ヶ月以上、症状が安定している状態が続いていることが望ましいです。
    - **ストレスが少ない状況**: 生活環境やストレス要因が比較的安定している時期に中止を検討するのが理想的です。

    ### 2. **医師の指導**
    - **医師と相談する**: 抗うつ剤の中止は自己判断ではなく、必ず主治医と相談して決めます。医師は、患者の症状、使用している薬の種類、服用期間などを考慮してアドバイスを提供します。
    - **徐々に減量する**: 多くの場合、抗うつ剤は徐々に減量していく「テーパーリング(tapering)」が推奨されます。急にやめると、離脱症状や再発のリスクが高まるためです。

    ### 3. **離脱症状に注意**
    - **離脱症状の可能性**: 抗うつ剤を急に中止すると、離脱症状(頭痛、めまい、吐き気、不安、睡眠障害など)が現れることがあります。これらの症状が現れた場合は、再度医師に相談する必要があります。
    - **離脱症状のモニタリング**: 薬を減量する過程で、体調や気分の変化を注意深く観察し、異常があればすぐに報告することが大切です。

    ### 4. **再発のリスク管理**
    - **再発防止のための計画**: 抗うつ剤を中止した後も、定期的に医師と面談し、再発の兆候を早期に察知するための計画を立てることが重要です。
    - **再発の兆候**: 抗うつ剤をやめた後、再び抑うつ症状が現れた場合は、すぐに医師に相談し、必要であれば再度薬物療法を開始することを検討します。

    ### 5. **生活習慣の改善**
    - **健康的な生活習慣**: 規則正しい生活、バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠を維持することで、精神的な健康をサポートします。
    - **ストレス管理**: ストレスを適切に管理するための方法(カウンセリング、マインドフルネス、趣味など)を見つけることも、抗うつ剤をやめた後の安定を助けます。

    抗うつ剤の中止は、個々の状況によって適切なタイミングが異なります。中止を考えている場合は、必ず主治医と詳細に話し合って、計画的に進めることが大切です。


  • パキシルを一ヶ月飲みました

    パニック障害のためパキシルを主治医にお願いし一ヶ月飲みました
    CR錠12.5mgです
    パニック障害にはSSRIは特に効かないとこちらのHPで知り症状が特に変わりなく食欲もなくなってきたのでやめたいと思うのですが、
    パニック障害にSSRIは有効ではないということは減薬の方向に動いても問題ないでしょうか?


  • Re: パキシルを一ヶ月飲みました

    >>2
    私はそうした方がいいと思いますが、
    必ず主治医の了承を得て行ってください。
    しかしながら、
    パキシル®の離脱症状が出ないと保証するものではありませんので、
    ご了承ください。


  • Re: Re: パキシルを一ヶ月飲みました

    >>3
    ご返信ありがとうございます
    本日主治医と話して減薬することになりました

    もう一つお聞きしたいのですがパキシルの副作用に手が痺れるといったものはありますか?
    肩こりと首こりから始まったのでそのせいかもしれませんが


  • Re: Re: Re: パキシルを一ヶ月飲みました

    >>4
    パキシル®の副作用で痺れはあります。


  • Re: Re: Re: Re: パキシルを一ヶ月飲みました

    >>5
    ご返信ありがとうございます
    2週間の減薬後、断薬して治ればよいのですが


  • Re: Re: Re: Re: Re: パキシルを一ヶ月飲みました

    >>6
    必ず主治医に相談しながら薬の変更をお願いします。



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