抗うつ薬SSRIを普通の人が飲むとどうなる?

旭川市東光の心療内科

あおぞらクリニックの菊地です。

向精神薬の使用量が飛び抜けて少ない心療内科医です。

今日のお題は、

レクサプロ®などの

抗うつ薬SSRIを普通の人が飲んだらどうなるかです。

なんともない人も多いでしょうけれど、

今日これを記事にしようと急に思い立ったのは、

ちょっと気をつけなければいけない副作用というのがありまして。

是非読者のみなさまにお伝えしたいと思ったからです。

それは症状なのですけれども。

異常発汗。

これです。

変に汗をかくことです。

夏場暑いと分かりにくいかもしれませんが、

動いてもいないのに汗が出るとか、

暑くもないのに汗が出るとか、

辛いものを食べたりどこか痛いところがあるわけでもないのに汗が出るとか、

寝汗とか手汗とか。

元々そういう症状がなかったのに、

SSRIを飲み始めたらそんな感じになってしまっている方。

是非主治医にそのことを伝えてください。

とりわけ

悪性症候群という副作用(というか病)があって、

放置すると致死率5%ほどですので、

注意が必要なのですが、

発汗が特徴的な症状のひとつです。

SSRIを飲んでいるときには、

異常な発汗に注意です。

悪性症候群でなくても、

SSRIが合っていない場合が多いものです。

そうだ。

セロトニン症候群(これも大変な病のひとつ)になっても発汗するわ。

普通の人だと、

そもそも必要のないものということもあって合ってないから、

異常発汗をきたしやすいです。

必要もないのに普通の人がSSRIに手を出すべきではありません。

なんかこの記事、

書いているうちにちょっと予定よりも熱が入って長文になってしまいました。

個人的には

抗うつ薬には手を出すな、

です。

みなさまのご多幸を願っております。

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